クロール深度
クロール深度とは、ホームページを起点として、あるページに到達するまでに必要な内部リンクのクリック数のことです。ホームページは深度0、1クリックで到達するカテゴリページは深度1、そこからさらに1クリック先にある個々の投稿は深度2、というように数えていきます。
クロール深度とは、ホームページを起点として、あるページに到達するまでに必要な内部リンクのクリック数のことです。ホームページは深度0、1クリックで到達するカテゴリページは深度1、そこからさらに1クリック先にある個々の投稿は深度2、というように数えていきます。
なぜ重要か
Googlebotはホームページから出発して内部リンクをたどるため、ホームページから遠いページほど発見・クロールされる頻度は低くなります。Ahrefsの2024年のクロールデータによると、上位表示されるページの94%はホームページから3クリック以内にあり、5クリックを超えるものは実質的に「孤立ページ」となっています。クロール深度は単なる内部リンクの指標ではなく、どのページを重要だと考えているかを示す構造的なシグナルなのです。
SEOへの影響
クロール頻度: Googlebotは浅いページをより頻繁に訪れます。一般的に、深度5のページの5〜10倍の頻度です。
リンクエクイティの流れ: PageRankはリンクを通じて流れ、深度に応じて指数関数的に減衰します。
ユーザー体験: ユーザーもまた、3〜4クリック以上かかるページにはほとんど到達しません。Googleはユーザーの行動をランキングに反映するため、深度は価値のシグナルとしても機能します。
インデックス登録の漏れ: あまりに深い階層に埋もれたページは、まったくインデックス登録されなかったり、順位が低すぎてトラフィックをまったく得られなかったりすることがあります。
クロール深度を減らす方法
フラットな階層: ホーム → カテゴリ → 投稿、という3階層が理想的です。不要な中間層は省きましょう。
ハブページ: カテゴリページやピラーページをハブとし、多数の下層投稿へ直接リンクすることで、深度を均等に浅くします。
内部リンク: トラフィックの多い過去の投稿から新しい投稿へリンクし、関連カテゴリ同士を相互にリンクして、発見経路を増やします。
XMLサイトマップの活用: 重要なページをすべてXMLサイトマップに含めることで、深度にかかわらずGoogleに近道を提供できます。
関連投稿とタグのウィジェット: 投稿の末尾に「関連投稿」や「こちらもおすすめ」のセクションを設けると、横方向のつながりが生まれ、孤立が減ります。
ホームページでの掲載: 新しい投稿をホームページで紹介すると、一時的にその投稿の深度が1に下がり、クローリングが加速します。
計測の方法
Screaming Frog: サイトをクロールすると、URLごとに「Crawl Depth」列が自動でレポートされます。
Ahrefs Site Audit: Structureレポートで、深度別のページ分布を可視化します。
Sitebulb: サイト構造をグラフ化した深度マップを提供します。
手動チェック: ホームページからあるページまで実際にクリックして、ステップ数を数えます。手早くできますが、小規模なサイトでしか機能しません。
注意点
すべてを深度1にはできない: ホームページにリンクを詰め込みすぎると、個々のリンクの価値が薄まります。重要度に応じて階層を構築しましょう。
深度だけが解決策ではない: 内容の薄いページや重複ページは、単に階層を浅くしただけでは良くなりません。構造の改善とコンテンツ品質の向上を組み合わせましょう。
モバイルナビゲーションの制約: モバイルファーストインデックスでは、ハンバーガーメニューに埋もれたリンクは重要度が低いものとして扱われる可能性があります。モバイルのナビゲーションもアクセスしやすいものにしましょう。
Sources: