リダイレクトチェーン
リダイレクトチェーンとは、起点となるURLが最終的な転送先に到達するまでに、2回以上のリダイレクトを経由する状態のことです。たとえばA → B → C → Dのようなものです。これはクローラーとユーザーの双方に負担をかける、SEOの典型的なアンチパターンです。
リダイレクトチェーンとは、起点となるURLが最終的な転送先に到達するまでに、2回以上のリダイレクトを経由する状態のことです。たとえばA → B → C → Dのようなものです。これはクローラーとユーザーの双方に負担をかける、SEOの典型的なアンチパターンです。
なぜ重要なのか
Googleは最大でおよそ10回のリダイレクトを追跡しますが、5ホップを超えると、それを浪費されたクロールバジェットと見なす傾向が強まり、そのページをインデックスから削除する場合があります。Ahrefsの調査によると、大規模サイトの監査のおよそ27%に5ホップ以上のチェーンを持つURLが含まれており、これらのページは1ホップごとにおよそ15%の順位シグナル (PageRank、被リンクの権威) を失います。ユーザーにとっても、1ホップごとにDNSルックアップとHTTPの往復が加わり、ページの読み込みが数百ミリ秒遅れます。
チェーンとループの違い
チェーン: A → B → C (複数の段階を経る直線的な流れ)。遅いものの、最終的には目的のURLに到達します。
ループ: A → B → A (循環)。クローラーは無限ループを検出してクロールを中断し、ブラウザはERR_TOO_MANY_REDIRECTSを表示します。いずれにせよ、そのURLは決してインデックスされません。
よくある原因
度重なるサイトリニューアル: 2018年に/blog → /postsへリダイレクトし、その後2022年に/posts → /articlesへリダイレクトしたものの、元の起点を/articlesまで一気に更新していない場合。
HTTP → HTTPSへの移行: プロトコルとwwwのリダイレクトが別々に処理されている場合のhttp://site.com/page → https://site.com/page → https://www.site.com/page。
大文字小文字や末尾スラッシュの正規化: /Page → /page → /page/のように積み重なったルール。
国際化 (i18n): 言語検出 → 地域パス → 最終ページ、といった多段階の流れ。
修正方法
直接リダイレクトに平坦化する: 中間のホップを飛ばし、元のURLを最終URLへ直接リダイレクトします。A → B → C → Dを、A → D、B → D、C → Dに変えます。
サーバールールを統合する: プロトコル、www、大文字小文字、スラッシュの正規化を1つのリダイレクトルールにまとめます。
定期的に監査する: Screaming Frog、Ahrefs Site Audit、Semrush Site Auditを毎月実行し、新たなチェーンを検出します。
内部リンクを更新する: コンテンツ、ナビゲーション、サイトマップ内の古いURLへの参照をすべて最終URLに置き換え、そもそもリダイレクトが発生しないようにします。
リダイレクトは1ホップに抑える: 1ホップを超えるものは、測定可能なSEOとパフォーマンスのコストを払い始めることになります。
Sources: