メタロボットタグ
メタロボットタグ(robots meta tag)は、HTMLの<head>領域に挿入する<meta name="robots">タグで、特定のページを検索エンジンがどうインデックスし、検索結果にどう表示するかをページ単位で指示するメタタグです。noindex、nofollow、max-snippetといった個別のディレクティブを収める器であり、これらのディレクティブ全般をまとめて呼ぶ包括的な概念でもあります。
メタロボットタグ(robots meta tag)は、HTMLの<head>領域に挿入する<meta name="robots">タグで、特定のページを検索エンジンがどうインデックスし、検索結果にどう表示するかをページ単位で指示するメタタグです。noindex、nofollow、max-snippetといった個別のディレクティブを収める器であり、これらのディレクティブ全般をまとめて呼ぶ包括的な概念でもあります。
なぜ重要なのか
Robots.txtがサイト全体でクローラーのアクセスを制御するのに対し、メタロボットタグはページ一つひとつのインデックスの可否と検索結果への表示方法を精密に制御します。ログインページや審査用ページを検索結果から外すこと(noindex)、スニペットに表示されるテキスト量を制限すること(max-snippet)のように、「インデックス制御」と「表示形態の制御」の両方を担うため、テクニカルSEOでもっとも頻繁に扱うツールの1つです。
主要なディレクティブ
Googleがサポートする代表的なディレクティブは次のとおりです。
| ディレクティブ | 意味 |
|---|---|
all | 制限なし(デフォルト) |
noindex | ページを検索結果から除外 |
nofollow | ページ内のリンクをたどらない |
none | noindex, nofollowと同じ |
nosnippet | テキストスニペット・動画プレビューを表示しない |
max-snippet:[数値] | テキストスニペットの最大文字数を制限 |
max-image-preview:[設定] | 画像プレビューのサイズを指定(none・standard・large) |
max-video-preview:[数値] | 動画プレビューの最大の長さ(秒)を制限 |
noimageindex | ページ内の画像をインデックスしない |
notranslate | 検索結果で翻訳の提案を表示しない |
indexifembedded | noindexのページでもiframeで埋め込まれた場合はインデックスを許可 |
unavailable_after:[日付] | 指定した日付以降は検索結果から除外 |
複数のディレクティブはカンマで組み合わせられます。
<meta name="robots" content="noindex, nofollow">
<meta name="robots" content="max-snippet:120, max-image-preview:large">
設定方法と注意点
name="robots"はすべての検索エンジンのクローラーに適用され、name="googlebot"のように特定のクローラーだけを指定することもできます。ルールが衝突した場合は、より制限的なルールが適用されます。たとえばmax-snippet:50とnosnippetが併存する場合はnosnippetが優先されます。
PDFや画像のようにHTMLではないファイルにはメタタグを入れられないため、同じディレクティブをHTTPレスポンスヘッダーであるX-Robots-Tagで伝えます。
もっとも多い誤りは、robots.txtによるブロックとの混用です。robots.txtでクロールを止めると、検索エンジンはページを開けないため、メタロボットタグ自体を読めません。noindexを適用したいページは、必ずクロールが許可された状態でなければなりません。
AI時代のスニペット制御
もともとnosnippetとmax-snippetは検索結果のスニペットの長さを調整するためのものでしたが、AI検索が広がるにつれて意味が変わりました。Googleは公式ドキュメントで、これらのディレクティブの適用範囲をウェブ検索、画像、Discoverだけでなく、AI Overviews(AI概要)やAIモードまでと明記しました。nosnippetを宣言すると、そのコンテンツがAIの回答の直接の入力として使われることまで遮断され、max-snippetはAIが引用できる分量を制限します。
つまりメタロボットタグは、今や「検索結果に何行見せるか」を超えて、「自分のコンテンツをAIの回答にどれだけ使わせるか」を制御する手段になりました。ただし制限を強くかけるほどAI検索での露出の機会も一緒に減りうるため、コンテンツの保護と可視性の間のトレードオフを検討して決める必要があります。
Sources:
- Robots Meta Tags Specifications - Google Search Central
- AI Features and Your Website - Google Search Central
How inblog Helps
inblogはrobotsメタタグを自動的に処理するため、通常の投稿の公開には別途の設定は必要ありません。検索結果から除外したい投稿がある場合は、投稿ごとのnoindex設定を使えば十分です。それ以外の細かいディレクティブは、ほとんどのブログ運用ではデフォルト値で十分であり、AI検索での露出を増やすことが目的であれば、スニペットの制限はかけない方が有利です。